スワップ運用の基礎知識

スワップポイント付与額は何が基準?FX会社によって金額が異なる理由。

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スワップ運用をするなら、何を基準にFX会社を選ぶべきでしょうか。

知名度?ツールの使いやすさ?

でもやっぱりスワップポイントの高さは外せないですよね。

 

しかし、同じ通貨を扱っているのになんでFX会社によってスワップポイントが違うんでしょうか。

・スワップポイントが決まる基準

・スワップポイントが会社ごとに違う理由

この記事では、これらについて書いていきたいと思います。

 

まとめると

・スワップポイントは各国の政策金利(市場金利)の差によって決まる。

・FX会社の経営戦略によって、調整されることも。

 

スワップポイントが決まる基準

そもそも、スワップポイントは何故付くのか?

それは国によって金利が異なり、ある通貨を保有している間はその国の利率に応じた金利がもらえるからです。

簡単なイメージとしては、ドル/円をロングしている間は、アメリカの銀行にお金を預けていられるようなものなんです。

その為、スワップポイントの高低というのは各国の金利(よく政策金利と言われますが、実際には市場金利の方が近いです。)によって決まります。

例えばこんなイメージです。

左の例と逆の取引(通貨Aを買って通貨Bを売る、通貨B/通貨Aをショート)をすれば、マイナスのスワップポイント(払い)になります。

ただし後述するようにFX会社によってスワップポイントは異なるので、金利差があるから必ずスワップポイントがもらえるとは限りません。

特に右側の例のように金利差が小さい場合・・・具体的な例を挙げるとユーロと円の間には若干の金利差がありますが、売っても買ってもマイナスのスワップポイントになるFX会社もあります。

金利の差はあくまで大体の金額を決める要素だと思ってください。

 

クロス円のロングは総じてスワップポイントがプラスになる

勘の良い方はお気付きかもしれませんが、先ほどの図のA国(金利0.1%)は日本がモデルです。

※話題になった日本の『マイナス金利』は政策ではないので、ここでは関係ありません。

日本の政策金利は2018年現在0.1%と非常に低いので、多くの通貨ペアにおいてロング(円売り・外貨買い)の取引をすることでプラスのスワップポイントが付与されます。

代表的な例がトルコリラ円・南アフリカランド円・メキシコペソ円ですね。

 

しかし、ロングをしてもマイナスのスワップポイントとなる通貨があります。

具体的には、ユーロ円スイスフラン円

EUの政策金利は0で、スイスの政策金利はマイナス。日本よりも政策金利が低いので、これらの通貨を買うとマイナスのスワップポイントとなります。

 

一方で、円⇔トルコリラよりもスイスフラン⇔トルコリラの方が金利差が大きい為、より大きなスワップポイントを貰える・・・

可能性があるのですが、そもそも取扱いFX会社が少ないのとスプレッドなどの条件面がシビアなので、あまり現実的ではありません。残念。

 

スワップポイントが会社ごとに違う理由

上記の仕組みで、『TRY/JPYのスワップポイントが大きくて、EUR/JPYのスワップポイントが小さい理由』はご理解頂けるかと思います。

では、同じ通貨ペアでもFX会社によってスワップポイントが異なるのは何故でしょうか?

・カバー先銀行の違いによるもの

・FX会社の戦略によるもの

などの理由が挙げられます。

一点目、カバー先銀行の違いによる部分は非常に小さいので、実質的にはFX会社の戦略による部分が大半を占めています。

 

例えば、カバー先から100円貰ったスワップポイントを、顧客には90円しか渡さなければ10円の利益が出ます。

その10円を会社の利益とするのか、他の通貨のスワップポイントを大きくして客寄せに使うか。

時々あるケースが、トルコリラなどの高金利通貨のスワップポイントを大きくすることで集客材料にして、代わりにドル円のスワップポイントを小さくする会社。

一概にどれが良いとは言いにくいですね。

そのまま提供する会社は透明性が高いけど、中抜きしている会社はその利益をスプレッド縮小やセキュリティ面などに充てているかもしれない。

赤字覚悟のサービスをしているところもスワップ派にとっては嬉しいけど、ドル円を取引する時は不利

・・・まあ、なんだかんだ言ってスワップポイントの高さに釣られちゃうんですけどね。

 

まとめ

・スワップポイントは、各国の政策金利(正確には市場金利)の差によって決まる。

・日本は0.1%と超低金利が続いているので、殆どの通貨ペアにおいてロング(円売り)でプラスのスワップポイントになる。

・FX会社の戦略によってマージンを抜いたり、集客の為に赤字覚悟でスワップポイントを大きくすることも。

 


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