スワップ運用の基礎知識

FX通貨ペアの順番と通貨コードについて解説。|基軸通貨と決済通貨って?

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『USD/JPY』『EUR/JPY』『EUR/USD』

はたまた『TRY/JPY』『USD/TRY』

JPYは常に右側だけど、USDやTRYは右だったり左だったり。あれ、CHFとUSDだったらどっちがどっち?

・・・なんて、FXをやってると当たり前のように通貨ペアが登場してくるけど、最初の頃は混乱しがち。

 

この記事では、そんな通貨ペアについて

・この並び順って意味あるの?逆じゃダメなの?

・数字が大きくなったらその通貨は上がった?下がった?

・基軸通貨と決済通貨ってナニ?

・おまけ:各通貨の略称まとめ

という点をまとめていきます。

 

まとめると

・通貨ペアの並び順は世界共通のお約束アリ!

・レートの数字が大きくなったら『左側の通貨が上昇した』ということ。

・通貨ペアの左が基軸通貨、右が決済通貨。

 

そもそも・・・それって円高?円安?

1ドル100円(USD / JPY = 100)
1ドル120円(USD / JPY = 120)

突然ですが、どっちが円安でどっちが円高か分かりますか?

通貨ペアの並び順には意味があります。

USD / JPYなら、1ドルが何円か。つまり、左の通貨が右の通貨に対して何倍の価値があるかを示しています。

ですので、USD/JPYが100 → 120になったことが意味するのは『1ドルの価値が1円の100倍だったのが、120倍まで上昇した』ということです。

言い換えれば、今まで『1ドル』という商品を買うのに100円で良かったのが、120円必要になった、ということ。

ドルの価値が上昇している。すなわち円の価値が相対的に低下している。つまり『円安・ドル高』です。

ちなみに、円安・円高はあくまで相対的なものですので1ドル100円が120円になったら『円安になった』ですが、1ドル150円から130円になったら『円高になった』と言えます。

(なんとなく、110円くらいがボーダーとして扱われている感じがありますけどね。)

 

ある通貨ペアの数字が大きくなった時、それが意味するのは(相対的に)『左側の通貨の価値が上昇し、右側の通貨の価値が下落した』ということです。

 

通貨ペアの並びにはルールがある

USD/JPYはUSDが左だけど、EUR/USDはUSDが右・・・。

ややこしいからUSD/EURにすればよくね!??と思うかもしれません。

しかしFXは世界中で取引されるものですから、各国の主張を全部受け入れていたら収集が付きません。

そこで、世界共通のルールがあります。

EUR > GBP > ユニオンジャックのある通貨 > USD > その他先進国通貨 > その他新興国通貨 > JPY

※ユニオンジャック:イギリス国旗。これを国旗に含む国の通貨=AUD(オーストラリア)、NZD(ニュージーランド)など。

ユーロにこそ譲っていますが、基本的には世界経済は『英国様々』思考で成り立っていますね。

時差の関係もあり、機能的な部分(NYクローズが米国基準とか)はアメリカに譲っていますが、やはり世界経済の伝統的な部分では大英帝国の系譜を引いているんです。

現に、世界標準時刻だって英国ですからね。

 

では、例題。『米ドル』『スイスフラン』だったら?

スイスは『その他先進国』なので、正解はUSD/CHF

 

『豪ドル』『米ドル』だったら?

オーストラリアは国旗にユニオンジャックを含むので、AUD/USD

 

『ユーロ』『南アフリカランド』だったら?

ユーロ > 先進国通貨なので、EUR/ZAR

JPYは常に右側にあります。

EUR/JPY、USD/JPY、AUD/JPY、ZAR/JPY、TRY/JPY、MXN/JPY。

これは主要通貨の中で最も1通貨の単位が小さいから。JPY/USD=0.01とかだと分かりづらいですもんね。

あとはまあ、流通量第三位の通貨とは言えしょせん極東の島国ですから。

一方、USDは右に行ったり左に行ったりするので・・・実は日本人にとってFXは比較的とっつきやすい、かも。

 

左が『基軸通貨』で、右が『決済通貨』

FXにおける通貨ペアの並びは、左側にある通貨を基軸通貨、右側にある通貨を決済通貨と呼びます。

元々基軸通貨というのは世界経済の中心となる通貨を指す言葉でしたが、FXにおいてはその通貨ペアにおいて価値を測られる側という意味で使われるようになりました。

一方、決済通貨はその通貨ペアを売買して得た利益が決済通貨単位になるので重要な意味があります。

例えばEUR/USDを1万通貨取引して100pipsの利益が出た場合、利益は100ドル。この時1ドル=100円なら1万円の利益ですし、1ドル=120円なら1万2000円の利益です。

つまり、円に換算した利益を計算する為には決済通貨の対円レートが基準になるのです。

 

取引数量が同じなら『USD/JPYで100pips』と『TRY/JPYで100pips』は同じ利益ですが、『EUR/GBPで100pips』と『USD/TRYで100pips』では全く別物ということ。

 

スワップポイントの表記も同じで、例えばEUR/USDのスワップポイントが0.01だったら、それは『0.01USD』ということです。

 

おまけ:各通貨の略称(アルファベット順)

USD、JPYなどの通貨を表す略称。

ISO4217という国際規格で規定されているので、ISOコードという名称がありますが・・・一般的には通貨コードとか言われる方が多いですね。

基本的にはその国を表す2文字+通貨を表す1文字で構成されています。

JPY = JaPan Yen
USD = United States Doller
EUR = EURo
GBP = Great Britain Pond

といった感じですね。言われてみればなんとなく。

以下、メジャーどころとスワップ運用で登場しそうな通貨を中心に挙げました。

略称通貨名別名・正式名称
AUD豪ドルオーストラリアドル
CAD加ドルカナダドル
CHFスイスフラン
CNY人民元
EURユーロ
GBP英ポンドイギリスポンド
HKD香港ドル
JPY日本円
MXNメキシコペソ
NZDNZドルニュージーランドドル
SGDシンガポールドル
TRYトルコリラ
USD米ドル
ZAR南アランド南アフリカランド

CNYとかZARとかは知ってないと分かりようがないですよね・・・。

もし細かく知りたい方はWikipedia : ISO 4217のページ(外部リンク)などご参考に。

 

まとめ

・通貨A / 通貨Bのペアが『上昇』したら、『通貨A高・通貨B安』。

・並び順には世界のお約束がある。英国最強。

・左を『主軸通貨』、右を『決済通貨』と言う。取引で獲得したpipsは決済通貨ベース。

 


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