スワップ運用の基礎知識

FX・スワップポイントとは?その仕組みと特徴を解説【スワップ運用基礎知識】

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初めてスワップポイントというものを耳にした方の中には『そもそもFXって何?』という方や『FXは聞いたことあるけどスワップポイントって?』という方もいらっしゃるかと思います。

この記事では、そんな方向けに

・そもそもFXって何?

・スワップポイントとは?

といった基礎的な内容をまとめていきたいと思います。

 

FXの正式名称は『外国為替証拠金取引』

そもそもFXというのは、Foreign EXchange(外国為替)の略で、その名の通り、ドル・ユーロなどの外貨を扱う取引です。

国内の堅い呼び方では外国為替証拠金取引、海外では一般的にForexと呼ばれています。

 

為替というのはニュースでお馴染みの『1ドル何円何十銭』『1ユーロ何円』といった、円やドルなどを始めとした通貨の交換レートのことで、その国の経済情勢や企業の実需などによって強弱関係が変動し、日々値動きが生まれます。

例えば2011年頃は1ドル80円程度でしたが、2015年頃は1ドル120円程度と約1.5倍もの違いが出ています。

8万円を両替したら、100ドルになるか、150ドルになるかの違いです。

 

例えば1ドル=100円の時に円からドルに替えて、1ドル=105円になったらドルから円に戻すことで5円の差が生まれます。

 

5円と言うと僅かな額に思えるかもしれませんが、これが1万円だったら500円の利益、100万円だったら5万円の利益となります。

この為替の変動こそがFXにおける利益の源です。

 

逆に1ドル=95円になってしまうと、損失が出てしまうケースもあります。

ちなみにこの為替変動を経て売買したことによる損得のことを『為替差益・決済損益・売買損益・キャピタルゲイン』などと呼びます。

なお、1ドル=105円になって、『今売れば利益(損失)が出るけど実際には売却していない状態』のことは『含み益(損)・評価損益』などと呼びます。

 

FX5つの特徴

この為替を売買するFXという取引には、以下のような特徴があります。

・月曜から金曜まで、平日24時間取引が出来る
売りから取引をすることが出来る
円以外の通貨も取引することが出来る
レバレッジが使えるので、自己資金以上の取引が出来る
・金利差に基いてスワップポイントが発生する。

 

月曜から金曜まで、平日24時間取引が出来る

の市場が開いているのは、月曜~金曜の9:00から11:30までの前場、12:30から15:00までの後場に限られます。

夜間取引が可能なPTSというものもありますが、あまり活発ではありません。

 

それに対してFXは月曜7:00~土曜の7:00まで平日は24時間取引が可能です。

※米国夏時間帯は1時間繰り上げ。FX会社によって若干取引可能時間が異なる。

これは日本株が日本の市場でのみ取引されるのに対し、為替は時差世界の何処かの市場で取引が行われているので、常に流動性があるからです。

特に取引量が多いのが、日本時間夕方~夜に動くロンドン市場・日本時間深夜~明け方に掛けて動くニューヨーク市場

このニューヨーク市場が金曜日の取引を終えるのが、日本時間で土曜日の午前7時(米国夏時間体は6時)なので、それまでの間は取引できるという訳です。

 

日本時間の夕方~深夜でも活発に取引が行われる為、日中働いているサラリーマンなどに人気が高い一因となっています。

 

売りから取引をすることが出来る

『円でドルを買う』というのは、FXを経験したことがない方でも何となく想像ができるかと思います。

感覚的には銀行や空港で円をドルに両替するのと然程変わりません。

ドルと円の通貨ペア(ドル/円、USD/JPY)においては、この取引のことを買いもしくはロングと呼びます。

この場合、上記の図のように1ドル=100円が105円、110円と上昇していけば利益が出る取引になります。

 

FXの世界ではこれと逆の取引、つまり「ドルで円を買う取引」から始めることも出来ます。

1ドル=100円が95円、90円と下落することで利益が出る取引で、売りもしくはショートと呼びます。

株の世界で空売りと呼ばれる取引に近いものですね。

 

ドルを持ってないのに何で円を買う?どういうこと?と思われるかもしれませんが、FXの本質は実際に通貨を売買するのではなく、その差額だけを取引する仕組みだからこそ成立するのです。

この差額を取引する仕組みは差金決済と呼ばれ、FXの他にも原油や金の先物取引などでよく使われます。

これらはCFDと呼ばれるものですが、実はFXもCFDの一種。通貨を対象としたCFDこそがFXなのですが、一般には別物として区別されていますね。

 

差金決済という仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。

FXの基本『差金決済』という仕組みを理解しよう!|FXも実は『CFD』の一種類

スワップポイント運用をする上では、FXという仕組みの中で取引をしていくことになります。 そのFXも最初の頃は不思議な言葉が飛び交って、中々理解できない・・・。 ・FXは何故『売り』から取引できるのか? ...

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円以外の通貨も取引することが出来る

ドル/円のように、取引したい2つの通貨の組み合わせのことを通貨ペアと呼びます。

理論上は地球上に存在する全ての通貨同士の組み合わせで数えきれない程の通貨ペアが存在し得るのですが、実際には各FX会社のルールに基きメジャーどころだけが取引可能です。

FX会社によって少ないところで十数ペア、平均で20ペア前後の取扱いがあります。

 

差額だけを取引する仕組みですから、口座に入っているのは日本円でも円と全く関係ない通貨ペアの取引をすることも出来ます。

例えば、ユーロ/ドル(EUR/USD)

2018年1月現在、概ね1ユーロ=1.2ドルほどです。これをEUR/USD=1.2と表します。

 

EUR/USD=1.2の時にロング(ユーロを買う)して、EUR/USD=1.3になれば0.1ドルの儲けです。

これが日本円にしていくらの利益かは、その時のドル円の相場によって変動してきます。

1ドル100円の時なら10円の利益ですし、1ドル110円の時なら11円の利益です。

 

FXの利益は、必ず通貨ペアの『右側の通貨ベース』で算出されます。

ドル/スイスフラン(USD/CHF)という通貨ペアで0.1の利益が出たなら、それは0.1『スイスフラン』の利益です。

 

通貨ペアでどの通貨が左でどちらが右かは世界共通の厳格な定義があるのですが、まずは並び順にはお約束がある程度に考えておきましょう。

日本円(JPY)は常に右側、ということだけ覚えておけば充分です。(お陰で、日本人はFXが取っつきやすいとも考えられます。)

JPY/USDなんてペアは基本的には存在しません。(概念的にあえて考えることもありますが、普段の文脈で登場したら『変』だと思いましょう。)

 

この辺り、通貨ペアの並びについては以下の記事で詳しく説明しています。

FX通貨ペアの順番と通貨コードについて解説。|基軸通貨と決済通貨って?

『USD/JPY』と『EUR/JPY』と『EUR/USD』。 はたまた『TRY/JPY』と『USD/TRY』。 JPYは常に右側だけど、USDやTRYは右だったり左だったり。あれ、CHFとUSDだった ...

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レバレッジが使えるので、自己資金以上の取引が出来る

FXの取引単位は、しばしば〇万通貨と表記されます。

これはペアの左側の通貨の数量を指していて、ドル円(USD/JPY)1万通貨はつまり1万ドルのことを意味します。

 

多くのFX会社が1,000あるいは1万通貨単位での取引を設定していますが、ドル円を1万通貨取引する為には100円 × 1万通貨 = 約100万円が必要・・・かというとそんなことはなく、FXにおいては自己資金の最大25倍までの取引が可能と定められています。

その為、1万ドルの取引に必要な資金は5万円以下。今は1,000通貨単位の取引が出来るFX会社も増えていますから、5,000円程度の少額から取引できるというのがFX特徴です。

 

自己資金以上の取引ができるということは元手が小さくても大きな利益を得るチャンスがある一方で、その分損失が大きくなるリスクも孕んでいるということです。

国内FX会社にはロスカットという制度が義務付けられていて、多くの場合は元手のほとんどを失った時点で強制的に取引が終了しますが、瞬間的な大暴落などがあった場合には元手以上の損失が出る可能性もあります。

※たまに耳にする『FXで借金』のほとんどは損失を取り返そうとしたり、勝って調子に乗ったりして『借金でFX(して負ける)』というケースです。FXだけで大きな借金を背負うケースは極めて稀です。

 

レバレッジについては、以下の記事も参考にしてください。

FXは何故『レバレッジ』を掛けて大きい額の取引ができる?証拠金取引という仕組みについて解説

FXには、自己資金以上の金額を取引できる『レバレッジ』という仕組みがあります。 例えば『ドル円1万通貨』は100万円超の価値ですが、FXで取引する為に必要な最低資金は5万円弱。 なぜ自分のお金よりも大 ...

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金利差に基いてスワップポイントが発生する

FXでドルなどの取引をした時、決済をするまでの間(ポジションを保有している間)はその通貨間の金利差に基いてスワップポイントというものが付与されます。

例えば、ドル/円の買いポジションをを1万通貨保有していると、1日あたり40~50円前後のスワップポイントを得ることができます。

上述した売買損益は相場が思った方向に動かないと利益が出ないのに対し、スワップポイントは保有しているだけで発生します。

ただし、ドル円の場合は売りポジションを保有しているとマイナススワップとなり、保有している間はスワップポイントを支払い続けることになります。

 

スワップポイントは、投資の世界においてインカムゲインと呼ばれる性質の利益です。

キャピタルゲインとインカムゲインって?FXの二つの利益について解説

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スワップポイントを利用した運用

さてこのスワップポイントですが、二国間(二通貨間)の金利差によって凡その金額が決まってきます。

日本は長らくゼロ金利と呼ばれているように極めて金利が小さい為、多くの対円通貨ペア(ドル/円、豪ドル/円、カナダドル/円など)では買い(ロング)取引でプラスのスワップポイントが付与されます。

円を売ってドルを買うと、持っている間はスワップポイントが付くということです。

 

スワップポイント運用というのは、為替の変動で利益を得るのではなく、日々付与されるスワップポイントで利益を得るという運用方法です。

外貨預金に近いものがありますが、取引の自由度・手数料(スプレッド)の安さ・レバレッジを利かせられるという大きなメリットがあります。

また、頻繁に売買を繰り返すFXのトレードではなく株の配当のように持っているだけで付与されるものなので、時間的な拘束が無いというのも魅力的です。

その為、会社員や主婦から人気が高い運用方法ですね。

 

例えば1ドル=100円、ドル円のスワップポイントが1万通貨あたり40円だとすると、資金100万円で1万通貨保有すると年間のスワップポイントが14,600円。年間1.46%の利益です。

これは外貨預金のようにレバレッジを一切掛けない場合ですが、3倍のレバレッジを掛ければ4.38%。まあまあの率じゃないでしょうか。

※1ドル=70円くらいまで下落してもロスカットされないリスク設定。

 

高金利通貨だと更に魅力的?

スワップ運用の醍醐味はトルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドなど高金利通貨と呼ばれる通貨での運用です。

 

例えばトルコリラであれば、2018年現在1トルコリラ=28~30円程度、スワップポイントは1万通貨あたり90円前後で推移しています。

30万円で1万トルコリラを保有した場合、年間に付与されるスワップポイントは32,850円。実に10.95%もの金額が期待できます。

これにレバレッジを掛けていけば、2倍で20.90%、3倍で32.85%

同様の計算でレバレッジ1倍の場合、南アフリカランドは約6.8%、メキシコペソは約7.7%ものスワップポイントが期待できます。

 

とはいえこれらの国は先進国に比べ地政学的・政治的・経済的なリスクも大きく、基軸通貨に比べ値動きも安定しません。

特にトルコリラについてはリーマンショック後から更に半分以下にまで価値を落としています。

魅力もあるけど、それなりのリスクもある。このサイトでは、そんな高金利通貨について情報を発信していきます。

 

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